飲み会

飲み会は嫌い。自分がお酒に強くないというのもあるけど。

まず、会話のレベルが低い。特に大学生の飲み会の会話レベルは失望に値する。元彼がどうのこうの、吐きそうだの、、、アホかと。お前、その会話を5年後できるのかと。常識的に考えて、恥ずかしくてできないと思う。大学生だから許されるという考え方もあるけど、人としての評価はすでに始まっているわけで、大丈夫かなと心配になる。

ところで、なぜか上京してから特に学生の会話レベル低いような……低いと言うと怒られそうというか語弊がありそうだけど、話が純粋に面白くない。オチを作る努力もなく、自分をネタにする覚悟もなく、知識も浅はかで、その上これといった趣味、、、趣味を持てとは言わないけれど、その人がその人である理由、要は特徴もない。これは実に悲しいことで、話していても何も得るものがないし、正直なところモブキャラにしか見えない。飲み会ではただでさえこのベースの人間の話が酒によって数段階劣化してくるわけだから、悲惨そのものである。

次に、うるさい。飲み屋は人で溢れているから、当然うるさい。ベラベラと大声で中身のないことを話して、面白くもないことでガハガハ笑う。……わからない。ゆったりと静かに酒の味の感想を語り合うとか、酒飲みなら酒飲みらしく酒に敬意を払うような、そういう何かができないのか。私も酒を飲んで知能を落とせば理解できるのかもしれないが、普通に考えて滑稽であるし、猿にしか見えない。まあ、あの猿たちは酒をアルコールとしか見ていない。酒が好きなように見えて、本当は酔えれば香り付きのメタノールでもいいのだ。

最後に、公平でない。酒席では、当然飲むことを前提としたシステムになる。飲まない下戸も均等に割り勘である。それはいい。ただ、クソなのが、酔い潰れたゴミ(=猿)の処理が飲んでいない人間に回される点である。お前ら飲んでないから頭働くやろ、世話してやってくれ……まとめて電車のホームから突き落としたろかと思う。第一、飲み会で潰れるというのはアホである。これは断言する。自分の限界も知らずに酒に飲まれるアホ。これは恥ずべき醜態そのものであって、許容されるものではないのだ。でも厄介なことに、このゴミは意識が飛んでいるため、学習しない。誰かの優しさによって自分が家に帰れたこと、ホームから落ちなかった、いや落とされずに済んだこと、それらを覚えていない。だから同じ過ちを繰り返してしまう。救いようがない。

私は、普段は飲み会に参加しない。これからも酒を強いられない世界で生きようと決めている。飲み会は処世術として必要な時もあるのだろうが、私は自分の信じる正義のために、気の乗らないときはきちんと断る、あるいは逃げることにしている。

声の大きい人ではなくて、思いやりのある人が幸せになれる世界。これは私が人生を賭けてでも叶えたい理想である。