ついにこの日がやってきた。ポポーの収穫だ。
高3の秋に買ってからもう三年。長かったような、短かったような。これまで親に任せっきりで私は大して世話もしてこなかったのだが、今年初めて生理落果せず実をつけたので収穫までこぎつけた。それがこちら。
ちなみにわからない方に説明すると、ポポーというのは北米原産のバンレイシ科の温帯果樹。バンレイシ科の植物は熱帯果樹が多いけど、これは落葉樹だよ。果実の傷みやすさゆえに市場にはほとんど出回らないんだ。
翌日、色が黄色くなってきたので食べることにした。きつめのバナナのような匂いも漂ってきた。
まずは皮むき。それから輪切りにして頂く。今回は家で育てたので熟れすぎたものではなく完璧な食べ頃のはずだ。期待。種が二列になって入っているのが特徴的。
パクッ。あ、ポポーだ!懐かしの味。バナナベースのミックスジュースみたいな感じかな。バナナ+マンゴーという表現もよくわかる。食感もちょうどよかった。
最後に種が残ったのでどうしようかしら。植える場所がなぁ……もうすでにジャングル状態だし。とりあえずは冷蔵庫に封印しよう。
私はいくつか果物を育てているのだが、実は自分で育てた果物を食べるのは初めてなので、とても貴重な機会となった。来年も実るといいな。